家の中に入ると、ふわりと鼻をくすぐる木の香り。玄関ホールは格子天井から秋田杉の板壁、チークの無垢床、造作した靴収納まで、全面が木に囲まれた美しい空間です。テレビ背面の壁は一面を赤みのある杉の板壁とし、天井の一部を壁に合わせてL字型の板張りとしました。どっしりと太いヒノキの大黒柱は、2階も貫く通し柱。折り上げ天井で高さを出し、建具も白で揃えてモダンなリビングに仕上がっています。木の家が好きで櫻工務店を選んだMさん夫妻。ケヤキで手づくりした階段、職人の手による美しい建具など、木をふんだんに使った新居に「こんなに素敵な家になるなんて。他の家と違う感じ、自分たちらしい感じがいい」とうっとり。元気いっぱいの三兄弟は新しい家が嬉しくてたまらない様子。「ただいま」の声がこだまのように楽しげに響きます。